本当の自分を見つけて、自分らしくあるために

フォーチューン・カウンセラーMeenaによる人生、仕事の徒然ブログ

必要とされる人材になるための一つのヒント

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キャリアカウンセラー界隈でのここ数年のトレンドワードの一つとして、「WORKSHIFT」があげられます。ベストセラー本の名前として知られるようになったこの言葉がなぜこれだけ浸透したのか?その理由として、変化の激しいこの世の中でいかに「必要とされ続ける存在であり続けられるか」がいっそう重要になってきていると言えるでしょう。

 

同じ職種であっても、必要とされるスキルセットは時代によって異なります。そのため、現状にあぐらをかいて流れを読んでこなかったことで、気づいたら仕事がない、ということになってしまう人をたくさん見てきました。今回は、「必要とされない」人にならないために各自がどう立ち回っておくべきなのか、を私の経験を交えながらご紹介します。
 

私は自分自身でその課題を痛感したのは2009年のこと。リーマンショックで企業の「無駄遣い」を削る必要がでてきた多くの企業は、リストラを決行しました。広報、マーケティング業務という「いなくても会社がなんとかなる」職務である私も当時所属していた会社からリストラを勧告されました。

まあ、仕事はまず正社員では見つかりませんでした。20代から、制作一筋でやってきた自分には、物を作る側の人間である自負もありましたし、違う職種への移行もその年齢では容易ではありませんでした。

 

この時期、私と同様に広報や宣伝担当者はずいぶん「切られて」市場にあふれていたと聞いていますが、自分の課題として私が思ったのは「スキルが古いから、もう社会に必要とされないのではないか」と。もう少し「世間に必要とされる」仕事を身につけたいと切実に思ったのです。

偶然、派遣時代に外資系に潜り込んだことがきっかけで、まだ人材が枯渇している分野での経験を積むことができ、景気の回復もあって、ふたたび採用市場で声をかけてもらえるようになってきました。


また、世の中にこれから求められるのはなんだろう、と考えて、どんなに時代が変わっても必要とされることとして、いわゆる人の心に寄り添うことの勉強も始めたのが、ちょうど2009年の初めのこと。やっと、現在この両方の経験を生かした仕事を会社で行うことができる環境を得ることができてきたと思っています。

 

私がこの経験でわかったのは、時代を読んで、これから流行りそうなこと、を先駆けてやってみることは「武器になる」ということ。そして、その武器が複数あれば、よりリスクに対応できる人材になれる、と言えるのではないでしょうか?

 

 

景気がいい現在ではありますが、過去の苦い経験があったからこそ、私も気を緩めず、常に先を見て、次の一手を考えるようにしています。